痕先

本日今朝方、ペン入れを終えたサンクリ用の原稿を製本し終える。
部数は30。
相方は半分も捌ければ上等だと言っていたが、自分には到底そうは思えなかった。
無料配布しようかとまで言い出したので、ちゃんと売るように説得じみたものをした。
結果、100円での投売りになる。
 
会場に到着。
今回ようやく販売にまでこぎつけた自分達のスペースは、しょぼくれたことこの上ない。
敷物もなく、カフェイン中毒気味の相方は絵を描くことも出来ず、釣銭の用意も不十分で、机の上には貧相な値札とコピー本があるだけ。
まるで両隣のスペースのどちらかの付属品のような存在感になってしまっていた。
  
  
売り上げは、開場後40分で完売。
100円という安さが、成人向けという内容が、売れた理由だったと言えなくも無い。
だが、買って行った人は確かに相方の絵に惹かれていたのだ。
表紙買いした人も、じっくり中身を見てから買った人も、間違いなく。
  
  
帰り道、自分の隣にいたのは自分を卑下する臆病な絵描きではなく、楽しげに笑う同人作家の相方だった。
  
  
  
  
さて、こんな感動的じみた結末の後でなんだが、
 
 
 
 
  
  
明日から授業だよ(また色々と選外食らってるし)
何よりもさっき起きたというこの生活リズムのままで・・・・・・・