瓦礫に華を咲かそう咲かそう

四日間の実家帰りは、実時間以上の時間のヘダタリを感じてしまう。
かれこれ一週間は離れていたような気さえするが、扉を開けた先のキッタネエ部屋がそんな詩的な気分を破壊してくれた。
バイトで五時間突っ立っているのよりも楽に、三時間座っているだけで帰れてしまう距離。
帰るたびに何かが懐かしく、そして東京に戻るたびに何もかもが懐かしい。
いつの間にか東京に「帰ってくる」という気分に切り替わりつつある自分。
実家はただの故郷になっている。時々思い起こしては都合よく戻るだけの場所。
薄々と帰れなくなっている自分が悲しかったりもする。
  
一番悲しいのはそういった気持ちの原因が、単にネットが出来ないからってところから来てる事実。