発作

>本来アニメは子供のものなんだが、今は子供が見ても大丈夫そうなアニメってほとんどないね
という拍手を頂いたので、ちょっと雑感をしたためてみる。
結論から言うと、そんなことは無いと思うのよね。
夕方の時間帯や土日の午前中には、十二分に子供向けアニメを放送しているわけで。
今は客層が上の方に出来ていて、そっち向けのアニメを深夜帯に多数放送しているから
全体的な割合で言えば確かに増えているのは事実だけども。
あとは子供のアニメ離れというのもよく聞く話。
アニメ以外にも子供の娯楽は増えているから、少子化も手伝って視聴者数は下がる。
だからビジネスとしては他の客層にシフトする必要も出ている、というわけだ。
まあ、こんなことは自分が言うまでもない一般論化しているものだね。
  
ここで自分の体験・経験をば。
小生が小さい頃見ていた「GS美神」とか「まじかるタルるーとくん」なんかは日曜朝とは思えないほどエロかった記憶がある。
世の中の目が厳しくなっているのは確かだろうな、とは思う。
まあ、幼いながらも地方の少ない枠の中でアニメを見ていたのも束の間。
TVゲームにその時間と情熱を吸い取られていったわけだ。
その中でポプソンを聞いたり月9・土9ドラマを見たりして、いくらでも一般人として生きる分岐はあったわけだがねぇ。
結局のところ、オハナシを考えるのが好きだという根っこが抜けなかったばかりにコッチの世界にハマっていったわけだ。
というより、興味を持ったら知識を極めずにはいられない性分のせいかもしれないね。
それこそ目に映るもの全てが不思議で、好奇心刺激されっぱなしな子供みたいにさ。
要はオタクってのは「大きい子供」なわけで、アニメはなんだかんだで子供向きってのは事実だな、と。
  
日本のアニメの絵柄というのは独特だ。
一般的によく言われるのが目のデカさだが、その他にも髪の色だの服装だの性格だの、時には声だの。
どれもいわゆる「リアル」からはかけ離れたものであるのは違いない。デフォルメされているのだ。
しかしそれに対して、背景や小物は随分と写実的に描かれている(当然そこまでデフォルメタッチの作品はあるけど)。
リアルの中のデフォルメ? デフォルメをとりまくリアル?
日本画的なデフォルメと西洋画的な写実の混合、折衷というか出鱈目具合が味なのだと思う。
  
とりとめもまとまりもなくグダグダと述べてみたが、まあ雑感なので流し読みでヨロシク。
明日はちょっとデフォルメというものについて膨らませるかもね。