男の子養殖場

というのがpixivで「注目PR」として表示されていたので目を逸らしました。烏丸です。
最近は「黒歴史ノート」というネタがすっかりヲタ界隈に知られたものとなり、まさに執筆する年頃の少年たちが筆を折ってしまうケースが多々見受けられるそうです。
本来このネタは書いちまった当事者の間だからこそのものだったのですが、あまりの「あるある」な声の多さにすっかりメジャーなものになってしまいました。
そんなのを目の当たりにした若者が、かくも無残な末路を知りつつその道を進むのを躊躇うのは無理からぬことでしょう。
しかし恥じる過去無くして成長もありません。創作することを恐れていてはただ他人の創作を食い潰すだけのヲタクに成り下がるのは明らかです。
しかし心配は要りません。そして残念でした。
気付けば出来ている、それが黒歴史ノートなのです。
 
 
さて、先日ようやくというかサックリと時間を作って超電王を観てきました。
以下ネタバレを含みます。
ハナさんに続いて良太郎まで小さくなっちゃった!
佐藤クンの出演枠をこうやって解決する手段があったとは驚いたような、ちょっと残念なような。
しかし電王劇場版の頃に比べると小太郎(良太郎)役の溝口クンも成長したものです。あの年頃は早いですねえとオッサン候補生が呟く。
正直もう電王はいいよ・・・という思いはあったのですが、小さくなった良太郎とコハナ、そしてユウの3人の子供が軸になったストーリーに素直に納得。
このキッズウォー的な展開はドラえもんの劇場版に通じるものを感じます。
ひょっとしたらこの面々で毎年恒例になるのかもしれませんね。その年ごとのライダーをちょっとだけ噛ませつつ。
事前情報を全く仕入れていなかったので敵の鬼2人のキャストに面食らいましたが、両人ともノリノリで素晴らしい悪役っぷりでした。
そしてまさかのキバの3馬鹿登場。松田ウラ次狼さんマジパネェっす。
でも一番驚いたのはユウ役の子が女の子だったということ。
今しがた公式サイトを見て知りました。ええ。
 
ディケイドとの絡みがメインになるかと思いきや、この映画の主題は1人の少年の成長の物語。
過去と今を繋ぐことの大切さを知り、逃げることなく立ち向かう強さを得た彼は、やがて自分の記憶を犠牲にしてでも戦う道を選んだのです。
かつて交わした「契約」ではなく「約束」のために。
それを描いた終盤の流れには本当に感動。うんうんと何度も頷くオッサン手前の小生なのでした。