もうホントに感動してCD買っちゃいました!

鼻毛カッターと一緒に! 烏丸です。
最近もう日記に書くことが大学が楽しくて就活するのが辛いってことと、KZ1が可愛すぎて生きているのが辛いってことくらいしかないのです。
故にスパンが開いているのであって決して他意はございません。
 
先日本の売り上げランキングなるものを街角で見る機会があったのですが、いやはや驚いたというか呆れたというか。
一位に旅行ガイドブック、二位に実用書ときてようやく三位に小説です。しかもラノベ("俺の妹が〜ない")。
そんな時分に村上春樹の新作が出版前から重版、なおも売り切れ続出なんて言ったところでどれだけの人間が積まずに読んだことやら。
話題になったら買えないじゃないかといういつものヒネクレっぷりを発揮中。
「そんなこと気にせずに買えばいいのに」という至極当然なお言葉を頂けましょうが、そんなに素直になれる人間が就活中に堀田善衛なぞ読みはしません。
このままイジケ路線を突っ走っていては末は売れない芥川、自殺するくらいしか共通項ねーじゃんとそんな人生がリアルに見えてくる始末であります。
 
 
こんなこと書いてると実家から呼び出し喰らいそうなので再度転換。
先日オレサマ陛下とオアフ島を走りながら(盛大に一般人の被害を出しつつ)駄弁っていたところに浮いた所感。
 
「萌え」とは発見である
 
正直なところこの「萌え」という言葉は好きではないのです。
世間一般様に秘匿し口にもせずにただ己の心のうちにあれば良いものが、今やそのファッキン世間トロツキストどもが誤解と誇張、そして大いなる侮蔑を以て連呼されている社会は一度ゼロからやり直せばいいのにと思います。
腸の煮えくり返るような想いをしつつも、この概念を理解しえぬ凡俗に説明を求められるのが困りもので、精々「小動物とか赤ん坊を見たときに感じる保護欲に似た愛情」というのがやっとです。
真の智者とは木石にも説明できてこそ、というのがモットーである自分としては実に口惜しい思いをしてきたものです。
そんなある日、実家から米が届きました。酒精の同封もあると聞いてワクワクと封を解いたところ、そこには想像を絶する代物が入っていました。
 

 
「ねえむ」に「ぷろでゅうさぁ」
不覚にも萌えた。
萌え米」なんぞ銘打って判で押したようなイラストを貼り付けただけの代物とは天地の隔たりと言っても過言ではありますまい。
人によっては「プロデューサーさん! コシヒカリですよコシヒカリ!」という幻聴をも催したでありましょう。生憎小生は某芸能プロダクションでの勤務経験がないためにそれは叶いませんでしたが。
それにしても、ただの字面にこんな気持ちを感じるなど誰が予想しえたでしょうか。
 
そこで思い至ったのです。
普段無愛想な子が時折見せる笑顔や、なんでも完璧にこなす子が時折見せるドジな一面。
初めて見た瞬間に「こんな可愛いキャラがいたのか!」と驚く瞬間。
それらは全て自らの内に「萌え出る」感情であります。故に「萌え」なのです。
所謂「萌えキャラ」だの「萌えイラスト」と呼称されるものは、萌えて当然であるように設えられるものです。事前にそんなことを言われては、発見も驚きもありません。
「萌えキャラ」に萌えられないのはそういう理由があったのか、と独り納得した次第でありました。