妥協のキッチン

結局ヤカンしかコンロに乗ってねえ。烏丸です。
自国の軍事ガイドラインを思い付きでこなす朋友オレサマ国王に誘われ、小生もお台場ガンダムへの外征へと同行した日曜日でした。
平日という財産を持つ遊戯的存在大学生というアドバンテージをかなぐり捨てた蛮勇であるとは、スーパーヒーロータイム視聴のために睡眠時間を犠牲にした二つの頭が考えを及ぼすところではありませんでした。
小生自身も「よもやコミケよりも過酷なイベントではあるまい」と高を括り軽装にしての出撃。
確かにコミケほどの人数ではありませんでしたが、夏休みとガンダムという二つの要素は我々の予想を遥かに上回る人数を招き寄せていたのです。
そして並ぶ人も誘導する人も、コミケのそれとは天地の隔たりのある練度の差。
階段前で止まってベビーカーを畳む家族連れ、順路と逆に向かう列を放置するスタッフ。金取ってこれはないわーと呟くオタクファシストのワタシです。
ガンダムは多少嗜む程度の小生ですが、あのシーンこのシーンのダイジェスト動画や原画などを見せられたらテンションが上がるってもんです。
なによりもビッグサイトのエキスポ以上に台場公園の前で見かけたロータスエキシージ・・・以上に、18mのガンダム
どんな理屈を並べようとも、その人型兵器は圧巻です。決して空に聳えると表現できるものではありませんが、存在感が違います。
下から見上げる我々は、まさに未知の援軍に歓喜も忘れて立ち尽くす連邦兵です。ああ、こりゃ連邦が勝ったわけだよと。
既に消耗していた我々は股潜りのタッチアンドゴーを断念、帰途に就きます。
ふと公園の端で半ば便乗するかのような「世界のカブトムシ大展」を発見。連邦のそういうところは嫌いです。
 
それからは秋葉原のヨドバシやとらのあな経由でまっすぐ帰ったはずなのに財布が軽いんですよねえ。
やっぱり一般人が群れてるとスリとかも頻繁にあるのでしょう。
西館ではコミティアもやっていたというのに物騒なことです。
おおこわいこわい