1/4の純情な4スト

壊れるほど愛する前にちゃんと手入れはしましょう。烏丸です。
弟が原付(エイプ)ライダーになったことに大人気無い対抗心を燃やし、近所のバイク店に試乗に行くという情けない妥協案を実行に移した次第であります。
免許取得から一ヶ月、恐るべき地雷の来訪にも関わらず試乗を承諾してくださって誠にありがとうございました。届くはずのない感謝をここに。いえ、別途メールで伝えておきますが。
 
乗ったのはこちら、カワサキ・DトラッカーX
ニコニコ動画にて見た多数のバイク車載動画に魅せられ、なんとなく探し始めた「乗ってみたいバイク」探訪の末に一目惚れしたバイクです。
試乗車のカラーは黒でしたが、ライトの形状と相まってユニオンフラッグのよう。欲しいのは青なのですが、それはちゃんと買うまでのお楽しみで。
さて、このクソ初心者の30分足らずな街乗りでインプレのようなことをしてみましょう。
比較対象が教習用のCB400SFというお粗末さ、しかも第三段階(はじめてのろじょう)ということも併記しておきます。
まず着座感ですが、ラーメン屋のカウンター席によくある高い椅子に座ったような感覚です。「座る」というよりは「尻を寄り掛からせて立つ」に近い感じ。
足付きは短足を自覚している小生ですが片足べったりで安定。両足でも爪先べったりといったところでしょうか。
エンジンはまさにフレンドリーの一言に尽きます。走り出してすぐに「欲しいパワーを欲しいだけ」与えてくれてストレスなし。逆に言うと慣れた人には「パワーが無い」と感じられるのもまた納得ではありますが。
30分足らずの間に2回エンストをカマしていますが、これは偏に感覚が錆びていたということでしょう。言い訳を並べさせてもらうなら「クラッチの繋がりが少し解りにくい(すぐに慣れましたが)」「ギアが切り替わったのか不安(特にシフトダウン時。これがカワサキの洗礼ですか?)」「教習車ほど甘いクラッチワークを見逃してくれない(当然である。400ccのトルクと教習用ギヤ比とはワケが違う)」といったところでしょうか。
知ったかな理屈を切り離して感情的に「インプレッション」するならば―――走り出して3分頃の絶叫を引用しましょう。
「タノシィーーーーーーーーーーーッ!!」

見慣れた風景があっという間に流れていく。ドコドコとエンジンの鼓動が身体を揺する。空気が試すように押し掛けて来る。そして魂が駆動する。
大袈裟でもいい。生きていて良かった。バイクに乗れて良かった。
この一ヶ月、体を覆っていた陰鬱なものが全て剥がれていったような気分であります。
 
 
さて、どうも自分は東方アレンジをよく聴いているという誤解を受けているようで。
音楽アレンジに関しては当たり外れというか好き嫌いが結構強い上に、しっかり見極めるには最後まで聴くべきだ―――と考えるが故にあまり食指が動いておりません。
ただふとしたキッカケで聴いた超有名アレンジがありまして、まあ例によってユーロビートアレンジのアレです。
そんなわけでこの動画を置いて今日の締めくくりと致します。