Long Way To Home(後)

(中)にしないのは意地です。烏丸です。
というわけで本舗初の前後編、帰宅から返却の部。
 
ずりあげうどんを堪能し、少し躊躇してソフトクリームは断念。母の日だったことを思い出し「道の駅 果樹公園あしがくぼ」なのを良い事に花の写真を撮って母の携帯に送信。不孝息子のお手軽贈花。皆さんも是非お試しあれ。・・・いやね、かなりの花粉症な人なので迂闊に生花は贈れないんです。それに花なんて贈ろうものなら花で、もとい鼻で笑われます。
トンネルのショックが抜けない小生はここで鞄から上着を引っ張り出して着込む。トンネルで凍えるのはもう御免だと帰路へ。
そして件の正丸トンネルへ。その手前に山の方へ分岐するルート。53号線ですがそうとは知らずにただ「青梅」という行き先表示にのみ従います。山の中を通る=ワインディング! という単純な思考図式で。
そりゃまあアレですよ、正丸トンネルの横から延びる峠道が正丸峠だって気付かないはずが無いんですよ。でも気付かなかったんですよ。青梅じゃなくて正丸峠へスルスルと走ってしまったんですよ。頭文字D13巻のあそこですよ。拓海が高回転域を開放したハチロクで渉のレビンターボとバトルしたあそこですよ。路面状況最悪ですよ。たまにすれ違うクルマが例外なくスポーツカーですよ。初ワインディングが正丸峠。さながらに熟女に筆おろ(ry
そして峠道を降り立った先に現れたのは広い幹線道路。右手にトンネル。道路は299号。
・・・はて。右折して離れた299号に左から入ろうとしている俺は何処をどう通ったのだ? とポルナレフ状態。結論から述べますと「正丸トンネルを最短距離で迂回した」ということになります。トンネルの上を跨いですぐに降りてしまったわけです。もっともあのまま乗っていたら刈場坂峠を経て奥武蔵グリーラインを走ることになっていたわけですが。既に日も傾いてきた状況でそんなことをすればビギナーがどうなるか解ったものではありません。ここは幸運だったと思っておきなさい。ましょう。ください。
そんなわけで299号を遡上。目指すは新青梅街道。そうすれば家に帰れる。
しかしグーグルマップをザッと見しただけのうろ覚えでは主要道ひとつ見つけるのも困難なのは往路で証明した通り。299号終点から463号に入り、そのままダラダラ進めば済む筈が途中で右折、国道16号線へと迷い込んでしまいます。
立川市国立市ときて「あれ、西東京市はどっちだ」と大混乱。ちなみに北です。日曜夕方の国道上り方面、渋滞の度合いは推して知るべし。
そして左折。日は既に落ち、いやはや本当に24時間レンタルにしてよかったと思った次第。そして当然といえば当然、奇跡といえば奇跡のように新青梅街道を発見。内心ガッツポーズ。そして間もなくうっかり4号線に逸れる。またしても左折復帰。見慣れた交差点を発見した時には心底安堵したものです。これが「帰る」って事なんだな、と。
 
無事に帰宅すると、東京に来ていた友人から遊びに行くメール。ライダーズハイのままカモーンと返事。しかし早寝。そして一人早起き。そして朝駆けへ。
自分に対してお前は交友関係というものをどう考えているのかと問い詰めたい。鏡に向かって「お前は誰だ」と連呼する罰ゲーム。
前回はホーネットというバイクの特質を知らずにシフトを6000回転縛りでやっていたのですが、今回のツーリングでは回す時は10000オーバーまで堪能。しかし朝駆け時は騒音チキンで4000で縛る罠。
しかし知るほどにホーネットは面白いバイクですね。CBR250RRと同系統の高回転型ユニットを搭載し、リッターマシン級の極太タイヤを履く。現実的に「維持」ということを考えると少し気後れするのも事実ですが、ある意味コイツをレンタルするというのは理というか利に適っているようで。
狭山湖をぐるりと回って街道沿いの松屋で朝食。どういうわけか猛烈な空腹に襲われて焼魚定食に豚汁まで付けてしまう健啖っぷり。ちなみにこの妙な空腹感、風邪をひいた後日もしばらく続きました。正丸でプチ餓鬼にでも憑かれたんでしょうかね。今は治ったので離れてくれたのだと思います。

その後一旦帰宅、泊まっていった友人とマッタリしてから返却へ。期待を裏切らずまた迷うの巻。目指すべきは新目白通りよ、目白通りじゃないのよ。「新」の有無はとても大事なものだと実感しました。
返却後にすぐさま書店へ立ち寄りこちらを購入。

ツーリングマップル関東甲信越

ツーリングマップル関東甲信越

これでもう次からは迷わないよ! と泥縄的補充。あとは地図の読み方を勉強するだけね by某氏
 
というわけでその"某氏"の動画を貼って此度のツーリング日記は終了。

このgdgdツーリングを二輪免許取得の大いなる切欠、ゆっくりゼルビス氏に捧ぐ。